約30年前位の写真です。北九州集談会の忘年会での記念撮影。顔を黒塗りしていない右から三番目が当時の私です。まだ30歳代です。仲間達も多くは同年配でしたし20歳代の人も結構いました。今の発見会は高齢化していますが、最近判ったのは発見会のみでなく、いろんなサークルや趣味の会も同様の現象の模様です。ようするに日本全体が高齢化社会を迎えているという事かも知れません。
近況報告や想い出、森田や発見会の事など、短いエッセイ風の文章などを募集しています。
概ね500文字以内。(個人攻撃や誹謗中傷などは掲載出来ません。)
画像(写真・絵・図)は1枚のみ★下記参照 (画像は必ずしも必要ありません。文章のみも可)
〇生活の発見会会員
〇会員以外でも過去1年以内に集談会に出席した事のある方
〇現在は会員ではないが、過去に概ね10回以上集談会に出席経験のある方
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5月下旬にまだ雪がたっぷり残る槍ヶ岳(標高3180㍍)に登って来ました。二泊三日の登山でしたが、二日目は風速25㍍の暴風で、二度ほど身体を飛ばされて雪の上に横倒しに転げました。手袋をしていたのに指が凍傷になりそうになり、今も後遺症で指先の痺れが少し残っています。同じ日にドイツ人登山者が骨折して動けなくなりましたが、強風の為にヘリコプターが飛べずに翌日病院に搬送されたようです。しかし、非常に大きな充実感と達成感があり、帰宅後数日間は夢から覚めたばかりのような、ぼう然とした感覚が続きました。
写真は三日目の朝に撮影したものです。この日は半袖シャツ一枚でも歩ける陽気でした。写っている人は山小屋で同宿だった若夫婦です。同じく同宿で親しくなった人で、61歳の国連職員(日本人)がいました。彼は奥さんとインドに住んでおり、60人以上のインド人の部下がいるそうです。でもエラソーな感じは全くしない人で、気さくで若々しくエネルギッシュな方でした。毎年休暇を取って日本の山に登りに来ているとのこと。都会での職業や地位とは無関係に親しくなれるのが山の良いところでもあります(俳優などの有名人が、私的に登って来ることもあるようです)。 2025年6月1日 上野
私は麺類が好物で、特にうどんやラーメンを好んで食べます。
実家のある小倉へ行った際には、地元で親しまれているうどん店「吾作」へ訪れています。当店は1970年の創業ながら、私が通い始めたのは4年前の定年退職後からです。水車を備える建物は古風な佇まいで通りから目を引き、店の存在は以前から知っていて、一度訪れてみたいと長年思っていました。
私のお気に入りは「ごぼう天うどん」です。ごぼう天は器を覆い隠すほどの大きさで圧巻です。揚げたてのため歯ごたえはサクサク、香ばしく絶品です。うどんに混ぜることをつい忘れてしまい、ごぼう天だけを夢中に食べてしまいます。麺はほどよい硬さ、出汁も旨く私の好みです。いつも、この品を注文しています。メニューは豊富で食べていない品ばかりなので、次回こそは別の品を注文しようと思っているところです。
北九州集談会H.S. 2025年5月投稿 写真:ごぼう天ランチ
今年4月は月に12日山歩きをしました。一ヶ月の3分の1以上も山に行っていた計算になります。そう書くと凄いと思うかもしれませんが、最近は体力の衰えを著しく感じています。腰痛は常態化しており、登りはシンドイし、下りは足がカクカクになります。帰宅後の疲労感もヒドイです。衰えを感じ始めたのは63歳頃からだったように記憶しています。それでも65歳で引退するまでは通勤等で否応なく毎日身体を動かしていたのに比べて、今は毎日やっているのは犬の散歩くらいになりました。なので、月12日のアウトドアでは「いっぱいいっぱい」という感覚がある訳でもありません。今年4月から初めた新たな趣味として映画館に出向いて映画を観るようになりました。4月は二回行きました。映画を観て感動することは心の健康にも良いと感じました。
しかし、いずれにしろ「健康に良いから」やっている訳ではありません。それが「好きだから」やっているのです。これは結構大切なポイントだと私は思っています。
平尾台に鬼ノ唐手岩という場所があります。この岩場でロッククライミングの練習をしている人の姿(写真赤いマル)を久しぶりに見ました。私の若い頃は「こんな程度の岩場では練習にならない」と思い、ロープも着けずに登ったり降りたりしていました。今は見ただけで怖くてゾッとします。
若さというのは凄い事です。その事に気づくのは歳を取ってからなのですね。
2025年5月1日 上野
今年も桜が咲きました。歳を取ると「あと何回この桜を見れるのだろうか」と思うようになりました。私が毎日愛犬の散歩で行く桜並木は、志井川の流れに沿って徒歩で片道1時間ほどの距離にわたり川の両側に桜が咲き、知る人ぞ知る桜の名所です。『地球の歩き方 北九州市』にも小さく紹介されています。今年も多くの見物客で賑わい、カップルや家族連れで写真撮影している人の中には、日本語以外の言葉を喋っている人も見かけます。
ところで『地球の歩き方』には「桜のトンネルと菜の花のコラボ」と紹介されていますが、実はこの二年程、菜の花は咲かなくなりました。理由は河川敷の草刈をしなくなったからです。藪が伸び放題で菜の花が咲けなくなったのです。以前は年2回ほど業者が大規模な草刈をしていたのですが、あれは北九州市が委託していたのでしょうか?実施しなくなったこの二年と言えば市長が交代してからだと思うのですが・・・。
今日も若い人がここの桜を観て「わおっ!小倉城より凄いじゃん」と驚いていました。北九州市の桜名所と言えば何かと小倉城が有名ですが、ここの桜が有名にならないのは恐らく、駐車場がないのと座れる場所が限られていて、シートに座って酒を飲むような花見が楽しめないからなのかも知れません。
(モノレール徳力公団前駅で下車し、武道場方面に徒歩3分で桜並木) 2025年4月 上野
家庭が貧しくて小学校も通えずに読み書きができないまま大人になり、それがもとでいじめや生活苦を強いられている主人公(笑福亭鶴瓶)に妻(原田知世)が寄り添い支える。主人公は定年退職後に夜間中学で学び、長年文字で苦労をかけた妻に、その文字で感謝を伝えたくラブレターを書く決意をする。実話をもとにした映画である。
知り合った当初から、読み書きができないことを打ち明けなければと思いながらも、別れを恐れて言い出せずにいるところ、文字が書けない姿を最愛の妻の前で露呈してしまう。人として当たり前にできることができない不甲斐なさ、さぞ悔しく、情けないことだと共感し涙が流れた。しかし、妻からは「今日から私があなたの手になる」と温かく救われる言葉だった。
人に寄り添い支えることの大切さ、いくつになっても人は学ぶことができるのだと、森田と同様にこの映画も教えてくれる。お薦めする映画です。
北九州集談会H.S. 2025年4月投稿 写真:35年目のラブレターのチラシ
3月23日(日)に第21回北九州オープントーナメントに行ってきました。このトーナメントは北九州市内4つのゴルフ場がローテーションで開催されるのが特徴で、今回は若松ゴルフ倶楽部が会場でした。
男子プロのスイングは力強くてスムーズで、その弾道と飛距離はつい見惚れてしまいます。今年は阿久津未来也プロが優勝し、ベストシニアアマチュアには前田智徳選手(元プロ野球広島カープ)が獲得しました。晴天に恵まれ楽しい一日をのんびりと過ごしました。
ゴルフ観戦は選手が直近で観られ、ゴルフ場内を自由に動けることから臨場感と開放感が
得られるスポーツ観戦です。私は15年ほど継続してプロゴルフ観戦を楽しんでます。
北九州集談会H.S. 2025年3月投稿 写真:会場入場時配布のリーフレット
3月20日に平尾台を歩きました。完全な雪山状態でした。この季節の積雪は過去に記憶にありません。(3枚目の画像は3月9日に実施された平尾台野焼きの風景です。) 2025年3月 上野
今月2日に博多で拡大幹事会がありました。九州山口から会員達が集まる大変有意義な会でした。そこでの雑談で「発見誌に投稿してもボツになることもある」という話をしました。そこで思い出したのが、2022年に発見誌「中高年のひろば」コーナーに投稿したものの、理由不明でボツになった原稿です。あのまま原稿を葬り去らせるのも残念なので、ここに公開したいと思います。
★画像をクリックまたはタップして拡大すれば何とか読めるはずです。 2025年3月 上野
2020年の新型コロナ禍以降、私の日常生活も大きく変わり、個人行動が生活の基本でしたが、孤独と焦燥感から人とのつながりと時間つぶしを求めていくつかのサークルに足を運び、それなりに居場所や役割を持つようになって、カレンダーにスケジュールがたくさん書き込まれるようになりました。多い時は週に4~5日出かけることも。
しかし、森田の劣等生で元来の対人恐怖的傾向はずっと引きずっており、対人緊張を引き起こす場面なども当然増えてきて、予期不安や予期恐怖のとらわれが頭の中で暴走するということにもなります。夜間頻尿で何度も起きたり、早朝覚醒したときなどは布団の中で渦巻く雑念や不安に煩悶する時を過ごすはめになり、そのくせ起床時間になっても布団から出るには気合がいります。
森田では、その不安や恐怖を自分で打ち消そうとせずにそれを持ったまま必要なことに手を出していく、と教えます。しかしこれがなかなかですね・・・。
人とのつながりの中で、時には承認欲求を満たしてくれたり、時には劣等感を感じたり不安や恐怖に怯えたりで、まあいろいろですがなんとか日々の用事をこなしている状況です。
加齢による体力の衰えと注意力や認知能力低下で、かつては生きがいだった個人旅行に行く気力もなくなり、昨年は生成AIで擬人化した犬と猫の世界巡りなどの画像を作ったりしてその不満を晴らしていました。
2025年2月 北九州 K.T.
退職後の運動不足解消のためウォーキングをしています。もっぱら自宅周辺を歩いているのですが、時に気分転換も兼ねて少し離れた所を歩いています。
私のお気に入りのコースの一つに本城公園があり、2月中旬歩いてきました。
本城公園は陸上競技場、野球場、多目的広場、遊具広場から構成され、敷地内にウォーキングコースも備わり広い駐車場もあることから、たくさんの老若男女が訪れています。人々が思い思いに行動する姿を見ているだけでも楽しくなり心が弾んできます。
敷地内には多くの木々があり、それらに囲まれるウォーキングコースを歩くと、四季折々の風景を見ることができて季節の移りかわりを感じることができます。特に3月下旬は一体が桜の花で覆われて美しく、自然と気分も上がります。お薦めするウォーキングコースです。
北九州集談会H.S. 2025年2月投稿 写真:桜咲く本城公園
今年の冬は寒さが続きますね。北九州でも雪がよく降りました。雪が積もった後に毎年必ずやっていた事は、九重連山の雪山登山です。ですがコロナや暖冬により7年間も行っていませんでした。今年2月11日は久しぶりに登って来ました。雪は思ったほど多くはなく、写真のように頂上は岩肌が露出していました(雪が多い時には地肌が見えないくらい真っ白になります)が、それでも充分、素晴らしい雪山登山を堪能して来ました。
頂上手前に御池という直径120㍍、水深3㍍の大きな池があります。そこは冬は凍りつき、登山者は池の上を歩いて渡ります。福岡の発見会会員のある女性は、若い時にこの池でアイススケートをしたことがあるそうです。池までは歩いて2時間以上なので、よくも重いスケート靴を持って登ったものだと感心します。この池に行くといつも想い出すエピソードです。 2025 2月 上野
父と母が亡くなって実家の田畑の管理、自分たちでは作物を作れなくなったので、借り手を探して長年稲作をしてもらっていました。
いろいろ事情があって、新しい借り手を探すことになりました。本当は、処分したいのだけど、過疎地の土地はただでももらってくれる人はいません。何とか借り手はいないかと、実家の弟と探していました。なかなか見つかりませんでした。
先日、新しい借り手が見つかったと弟から電話がありました。弟が隣のおじさんと久しぶりにいろいろ話していて、借り手のことで困っていると話したら、「わしが、探してきちゃるけん」と、心当たりをいろいろ探してくれて、すぐに新しい人を紹介してくれました。
隣のおじさんの家には、昔ずっとおばあちゃんがひとりで住んでいて、日ごろから、困ったときには父と母が病院に連れて行ったり、 買い物の手助けしたりいろいろお世話してしていました。おじさんは、その時のことをとても恩義に感じていて、今では私たちが困ったときに相談にのってもらっています。父と母は、困っているおばあちゃんに当たり前のことをしただけですが、それが今回のことにつながるなんて、父と母に感謝です。今度帰省するときには、おみあげたくさん買って帰ります。
私は別の集談会の運営スタッフをしています。自分自身は症状が良くなって正直続けていくことに時々迷ったこともありましたが、今回の件で、無理のない範囲で、運営を支えていければいいなと思ったのでした。
北九州にも、夏のツーリングの機会にはよりますのでに、今年もよろしくお願いします。
佐賀集談会所属 Y 2025年1月投稿
11月上旬に友人と法華院温泉山荘泊・三俣山西峰登山に行きましたので紹介します。
これら山荘と山は九州登山者には知られているところですが、全国的には芹洋子が歌う「坊がつる讃歌」の歌詞にある「坊がつる」を山荘から眺められる所と説明する方が思い当たるかもしれません。
登山ルートは、やまなみハイウェイ沿いの長者原から「あまが池コース」で坊がつる、山荘へ歩き、宿泊後に「すがもり越コース」を歩き途中、三俣山西峰を登山して長者原に戻るコースです。ちょうど三俣山の麓を周回するコ ースになります。
山荘の佇まいは、周囲の自然に溶け込み落ち着いた雰囲気で歴史を感じられ、同時に設備も整っていました。また、九州最高所の温泉としても知られます。
すがもり越(1507m)から三俣山西峰(1678m)への登山は高低差170m程ですが、初心者の私達には登頂まで1時間程かかりました。また、三俣山は春のミヤマキリシマ、秋の紅葉が見事で多くの登山者が訪れます。
これからも、近隣の低山を中心に、時には名の知れた山にも挑戦したいと思っています。
(北九州集談会H.S. 写真:法華院温泉山荘) 2024 12月投稿
今の家に住み始めて6年目になります。2年目位のある秋の晴れた日のことでした。玄関の外に立つと何やら良い香りが空気いっぱいに漂っています。部屋に戻って妻に「玄関前に香水を撒いたのか?」と尋ねました。実はそれは香水ではなく、キンモクセイという花の香りなのでした。
花の香りを嗅いだ瞬間、私の脳裏にパッと過去の映像が浮かびます。そして何とも言えない幸せな気持ちになるのです。ほんの一瞬なので、それがどんな映像なのかは判然としません。子供の頃に両親や親せきと行った、広い広い蓮華畑の風景なのか、以前、妻と出かけた山中に不意に見つけた巨大なシダレ梅の光景なのか、あるいは初めて見た時の九重のミヤマキリシマの大群生なのか。
私を幸福な気持ちに導くのは、花の香りだけではありません。ビリッとした冬の冷たい風を頬に感じた時、夏の日本アルプスの雄大な風景が脳裏に蘇って来たりもします。音楽を聴いた瞬間に海外旅行の光景が浮かぶこともあります。フラッシュバックという言葉は「過去の悪い体験が一瞬蘇る」時に使う表現のようですが、良い体験が蘇る場合の、似たような表現がないものでしょうか。
2024年11月 上野 (写真は九重・平治岳に咲くミヤマキリシマ。山全体がピンク色に染まる)