最新情報等

★集談会の日程変更、会場変更、派遣講師情報、特別行事等のお知らせです。

今後の集談会日程

12月・・・12月8日開催予定。
1月・・・・1月12日開催予定。通常の例会終了後の夕方から新年会を開催する予定です。(新年会への参加・不参加は各自自由です。)
2月・・・・2月9日開催予定。佐世保から派遣講師のKさんが出席予定。

2024年に印象に残ったこと

 2024年は初めて出席した方がここ数年では最も多かったと思います。6月は61歳男性と53歳女性、7月は41歳女性、8月は55歳女性と、立て続けに初回者が来られました。ベテラン会員としても、初めての方が来られると「集談会を運営していて良かった」とやり甲斐を感じます。その人がさらに翌月も出席して下さると、もっと嬉しいものです。
 

 6月は出席者10名で、コロナ以降では最も多い人数となりました。Y九州支部長や福岡平日集談会のHさんも飛び入り参加。他に初回者と、数十年前に出席経験のある方なども参加して、久しぶりにかつての集談会らしい活発さを取り戻しました。集談会終了後は、お酒の好きなY支部長の歓迎の意味もあり、Tさんも合流して5名でJR小倉駅近くで懇親会も開きました。

2023年に印象に残ったこと

 2023年11月に福岡南部集談会で医師であるTさんが講師として出席されました。Tさん自身のウツ病体験についてのお話は大変参考になりました。ウツ病自体は通常3ヶ月もすれば治るが、抑うつ神経症を併発すると長引き、薬も効かないとのお話でした。なお、ウツ病と神経症との境目は判断が難しいとの事でした。また、思い切って薬の量を減らすと非常に体調が良くなり、その体験から自分自身の医師としてのそれまでの患者への対応も反省したとの事でした。そして「他人のとらわれる姿はよく見えるが、自分の姿はみえにくい」という話は、自分達ベテラン会員としての姿勢にも考えさせられるものがありました。(他人に対してのアドバイスは出来ても、自分の事は見えていない可能性もある、という事です。)

Hakken

 生活の発見会に入会すれば、毎月『Hakken』が送られて来ます。私のような古い世代は「発見誌」と呼んでいました。症状に悩んでいた若い頃、毎月送られて来るのをまだかまだかと楽しみにしていました。郵送されたその日のうちにむさぼるように読んだものです。辛い時に記事内容を思い出し励みにしていました。最近は、せっかく入会したのに余り記事を読んでいない人もいるようです。実に勿体ない事です。その時には余りピンとこなかった内容が、後になって読み返してみると「なるほど!!」と驚く事もあります。その後の人生で様々な体験を積んで再読してみると、その時にはシックリこなかった内容が、驚くほど心に響くことがあるのです。
 (写真は2010年5月、学習運動40周年・発見誌創刊100号記念特集号 この号のみ表紙がカラーだった。)

2024年 11月号

   今月号も読み甲斐がありました。まず何と言っても北九州集談会所属のSさんの記事が「中高年のひろば」(p77~)に掲載されている事です。情感溢れる文章でした。そして佐賀集談会のMさん記事(p36~)も流石の内容です。それから先月号に引き続き斎藤光人さんの昔の記事(p2~)は為になる助言ばかりです。そして、体験記(p14~)の女性の壮絶な人生には溜息が出ました。

           集談会の役割

  集談会に初めて出席した方はまず、「悩んでいるのは自分だけではないんだ」という安心感を得られます。生活の発見会で最初に得られることは、自分と似たような性格の仲間達への共感だと思います。
  その次にはやはり森田について学習する必要があります。森田療法とは何かをまず知らねばなりません。以前なら森田を体系的に学習する「基準型学習会」を実施していました。しかしそれは何泊もの宿泊を伴なう合宿形式であったり、あるいは毎週日曜日に続けて何週間も連続して出席する必要があるなど、今では関東の一部を除いて開催は難しくなっています。そこで現在ではインターネットによる「オンライン基準型学習会」が開催されていますが、それとて3ヶ月間毎週継続して学ぶ必要があります。それもあって、各集談会が理論学習の時間を設けているのですが、それはせいぜい30分~1時間程度の内容とならざるを得ません。それだと断片的にしか森田を学ぶことは出来ません。断片的な学習だと森田について間違った解釈をしてしまう可能性も充分あります。それに、月に一度の集談会でたった1時間程度の学習をしても、翌月には前の月に何を学習したのか忘れてしまっているはずです。
  そこで皆さんにまずお願いしたい事は、森田関連の書籍を少なくとも1冊、できれば数冊は読んで頂きたいのです。まずは、体系的に森田を学習する必要があり、その為には読書による自主学習はどうしても避けて通れないと私は思うのです。書籍による自主学習だと仕事が忙しい方や主婦の方なども自分の都合に合わせて自由に時間をさくことが出来ます。
  ならば、集談会などに出席せずとも、自宅での読書による自主学習でも良いではないか、と思うかも知れません。しかし、読書だけでは、往々にして独りよがりな「森田の間違った解釈」を生むことにもなりかねません。
  それに気づかせてくれるのが、集談会の役割のひとつだと私は思っています。
  集談会では特に難しい話などしなくても良いのです。雑談でもいい。雑談のなかから「気づき」が生まれることがあります。いろんな話をしているうちに「そうか。そうだったのか。自分の考えは案外間違っていたのかも知れないなぁ」と閃きのようにふと「気づき」が生まれることがあるのです。ベテラン会員が逆に初心者会員から教えられることさえあります。それこそがまさに「相互学習」なのだと思うのです。
   
  『HAKKEN』(「生活の発見」機関紙)(以下、「発見誌」と呼びます)2024年7月号に協力医の比嘉先生の体験が書かれています。先生は精神科医になった当初、アルコール依存症の患者の治療にたずさわったそうなのですが、最初の10年間は一人も治せなかったそうなのです。そんな時、機会あって「A・A」(アルコール依存症の自助グループ)に患者を伴って参加したそうです。そこから患者がメキメキ回復し、はじめて自助グループの大切さを知ったというお話でした。「A・A」は特に何か特別な事をする会ではないとのことです。ただ同じ悩みを共有する仲間達との共感の場がそこにある。ただそれだけで人は病から回復して行くのです。
                                                                                                 (S.U)

ホームページ作成にあたって

 集談会のホームページ作成の話が持ち上がったのが2023年8月頃だったでしょうか。全く未知数の作業で、ようやく重い腰を上げての作成開始が10月17日朝のこと。まずGメールアカウントの新規取得からスタート。私はGメールが何たるかさえよく知らなかったので「これは大変そうだ。最低でも1ヶ月位は要しそうだ」と思いました。・・・ところがやがて弾みがつき、その日の午後には概ねホームページの作成が完了してしまいました。やり始める前までは、何事にも気が遠くなる程の大変さを頭の中で肥大化してしまうのが悪い癖です。まさに「案ずるより産むが易し」です。でも、意外にも早く出来たのも、佐賀集談会のYさんからのプロの助言あっての事でした。「やはりプロは違う」とYさんの解説の分かり易さには驚かされた次第です。(s.u)2023.10.23記

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